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すべてのお父さんお母さんへ
子育てヒント集
Triple P のプログラムの特徴の一つに、子育てのヒント集(Tip sheet)が存在します。これは発達段階に応じて生じてくる具体的な問題行動に対して、多くヒントを提供してくれます。
トイレトレーニング
ほとんどの親がそうであるように、あなたも自分の子どものオムツがとれる日を心待ちにしているでしょう。親戚、友人、近所の人、そして本と、それぞれのアドバイスが違ったりすると、トイレトレーニングが大きな負担に思えてきます。でも大丈夫。あなたの子どもは、準備ができたらちゃんとトイレが使えるようになります。このチップシートでは、トイレトレーニングの始め方をいくつか提案します。
子どもはたいてい、2歳半から4歳くらいまでにトイレで用がたせるようになり、夜のおむつは8歳くらいまでにとれます。トイレトレーニングは焦らないでください。トイレに行くことを無理強いすることはできません。オマルやトイレに座ることを嫌がる子どもは、トイレトレーニングの準備ができていないのです。がみがみ言う、罰を与えるなどは何の役にもたちません。
【トイレトレーニングはいつごろから?】
次のようなことができていれば、トレーニングを始めるときが来ているかもしれません。
- ・オシッコがでたり、ウンチがでたら言う、またはトイレにいきたいと言う
- ・オシッコやウンチを我慢できる
- ・トイレに興味を示す・・・またはオムツが汚れるのを嫌がる
- ・服を脱げる・・・または少なくともパンツは下ろせる
オムツが湿るというより完全に濡れている状態になっている、オシッコの間隔がある程度あいてきた、ウンチがでやすく、きちんとある、なおかつ健康状態がいい、というときも、いいタイミングだと言えます。子どもの体調が悪いときにトレーニングを始めてはいけません。
【トイレトレーニングにはどれくらい時間がかかるの?】
トイレで用がたせるようになるには時間がかかります。トレーニングを始めてから、ほとんどおもらしをしなくなるまで3〜4週間かかりますが、なかには数ヶ月かかる子どももいます。トレーニングを始めてから1年やそれ以上たっても、たまにおもらししてしまう子どもも多いのです。あなたの子どもが人より遅いから、早いから、といって心配しないでください。 ウンチよりもオシッコのほうが早くできるようになります。昼間オシッコができるようになっても、ウンチができるようになるまで、たいていの子どもは、寝ている間はオムツをします。これはよくあることなので、心配することではありません。 もし子どもを預けているなら、保育者にトイレトレーニングの方法をたずねてください。あなた自身のやり方を説明し、一緒にやってみてください。
トイレトレーニングについてはこのほかに下記の内容(一部分です)があります。
【トイレトレーニングの準備】
- ・子どものパターンを見つける
- ・必要なものを全部用意する
- ・子どもに心の準備を
【トイレの教え方】
- ・始める日を選ぶ
- ・トイレの使い方を説明する
- ・たくさん水分をとらせる
- ・トイレに行きたいか聞いてみる
- ・トイレに座ろう、と励ます
- ・手を洗うことを教える
- ・好ましい行動を励ます
- ・手を洗うことを教える
【男の子、女の子の秘訣】
【アクシデントを避ける秘訣】
言葉の発達
子どもが幼児期に入るころのもっともはっきりした変化のひとつが、言葉を習得していく過程に見られます。幼児が言葉を理解し使う力はどんどん伸び、それは彼らが外界を全体的に理解していくことと密接に関係があります。親は子どもの言葉の発達に重要な役割を果たすことができます。このチップシートは、あなたの子どもの言葉の発達を促す方法をいくつか提案します。
【幼児はどれくらい理解するの?】
12ヵ月の幼児は、だいたい10個くらいの語を理解します。3歳になるころまでには、ほとんどの子どもは800以上の語を理解し、より複雑な文を理解し始めます。
【子どもはいつ話し始めるの?】
いつ、どれくらい速く、子どもが話すのを学ぶのか、は大いに個人差があります。もし自分の子どもが他の子どもより早いから、遅いからといって心配しないでください。もし、あなたの子どもが同年代の子どもより大幅に言葉が遅れているようだと心配なら専門家に相談してください。子どもの言葉の発達過程については次のページの表を参照してください。
「言葉の発達」についてはこのほかに下記の内容(一部分です)があります。
【言葉の発達を促す方法】
【覚えておくポイント】
【子どもの言語発達】
…以上ようなヒント集を準備しています。